マフラーの事

2016.05.18 Wednesday

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    JUGEMテーマ:車/バイク
    五月晴れとはよく言ったもので。
    最近お天気の良い日は雲一つない気持ちの良い晴れの空が見れますね。

    こんな日はバイクに乗って・・・・・
    どれも動きません・・・・・(泣)




    最近はレースの仕事をさせていただく事が非常に多いのですが、どうもレースレポートが苦手でして、時間が掛かってしまいます。
    だいぶ日にちも経っておりますので・・・次回はちゃんとレースレポート書きます(たぶん)
    ※とりあえず、先日の鈴鹿サンデーレース第二戦の模様は・・・・こちら(WR’S山本様さすがの文面)とこちら(ALTEC山本様毎度お世話になります)でご確認ください。
    私よりも臨場感が有り細かい解析もなされていますので(笑)
    最近レースネタばかりで、レース用しか出来ないマフラー屋と思われそうですが、知っている方は理解してもらっていると思いますレース用は仕事全体のほんの一部です。
    依頼を頂いてのマフラー部品やOEM製作、パイプの曲げだけのような仕事もしており、
    ブログ内で紹介できる仕事と出来ない(企業秘密なんで、合法ですよ(笑))仕事が有ります。

    なので、何の迷いも無くレース用の1000CCのバイクのマフラーから
    街乗りのカブマフラー
    まで、ありとあらゆる物を作っています。
    もう少し絞って商品開発すればもっと楽なんですが、性分なんですかね(笑)

    でもね、色んなことをするから引出が多く役に立つ事も有ります。

    その例として、カブの技術がトライアル競技のマフラーに使えたりしたこともあります。
    これは以前に製作していた旧型カブのマフラーですが、
    デザイン的なものでエキパイが短く、どうしてもトルクの谷が出来てしまいました。
    そこでサイレンサーのテーパー部をサブチャンバー的に使い、そこで排気干渉を狙ってみました。

    これが大成功で、上手くトルクの谷が消えたんですね。

    その技術の応用でこれを作りました。


    治具に付いたままですが、RTL250R用のフルチタンサイレンサーです。

    RTL??って方も居ると思いますが、こんなバイクです。

    人間の感覚で超微妙なコントロールをする競技ですのでマフラーで作り上げる出力特性は非常に重要でした。
    アクセルを戻した時に進んでほしいとかトルクをそのままに回転をゆっくり上がるようにとか、そうです、この頃にグラスウールが熱で硬くなると特性が変わるって事を知りました。(20分で変わるので1レース持たないって言われたことも・・・)

    その時にカブの経験で、サイレンサー内のサブチャンバーを作ってみました。

    上の画像の丸い溶接あとが三個ずつあると思いますが、そこが隔壁となっています。

    これは想像以上にライダーに好評でした。

    あまり言いたくありませんが、この次の年式からメーカーのスタンダードマフラーがこの方式になりました。

    メーカーにアイデアをパクられたって感じですか(笑)、まぁ新しい技術でもなんでもないので、やっぱりそうでしょって思っただけです。

    未だにこのRTL用隔壁型サブチャンバーサイレンサーを作っているのはうちだけかなと思います。

    そんな、メーカも採用しているのにどこのアフターパーツメーカーが作らないのはなぜかって?
    それは、作るのが面倒だから(笑)



    大変なんですわ。

    サイレンサーの複雑な構造は大変なので、これをエキパイの方で再現できないのかって事で、今度はこんなものを作りました。

    これは排気量が小さいエンジンの低回転のトルクアップが目標でした。

    つまり、トルクの谷が消えるほどトルクがアップするなら積極的に使えばパワーアップにつながるかもって事です。
    単純には行きませんでしたが、苦労の末良いものが出来たと思います。

    それがですね、次にどう変化するかと言うと、コレ!

    そうです、APE,XR用STマフラーなんですわ。

    鈴鹿ミニモト四耐に軽い気持ちで協力を始めましたが、高回転は良いのですがどうも中回転が良くありません。
    え〜〜、あのほぼずっと全開レースで中速域のトルクって要るんや・・・・って事でサブチャンバーの進化版を付けてみました。

    これは期待に応えて頂き、鈴鹿ミニモト四耐で優勝できました!!

    嬉しかったなぁ〜。

    でぇ。

    このST100の開発時にいろいろ考えてやった排気干渉が初めに戻るコレ



    このエキパイにも違う形で活きて来てるんです。

    現在開発中のYZF−R6用のパイプもそうです。




    つまり、真剣に作っていればその原理は応用可能でカブもビッグバイクも同じなんです。
    常に真剣をモットーにしておりますので・・・なかなか儲かりませんわ(笑)

    さぁ今日も一日頑張りましょう!
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