RTL260Fって知ってます?
このブログを読んでいただいている方の多くは、バイク乗りだと思うので知っておられると思います。
そうです、その通りホンダのトライアル競技用バイクです。
あまり言っておりませんでしたが、当社は「HRCクラブteam
ぱわぁくらふと」さんに
マフラーのパーツサポートを7年(長いことやってるね)にわたってやっております。
以前は、
田中太一選手、渋谷勲選手、と国際A級スーパークラスのライダーでしたが、
チームの若手育成という方針で、現在は、若いA級のライダー2人を応援しています。
#27 宮本竜馬 選手
#4 朝倉匠 選手
ちゃんと自社のホームページにアップしないといけないのに、ゴメンね。
シーズンも折り返しを過ぎ、終盤にきましたので、いろいろ修理しないといけない所が出てきました。
ついでにグラスウールの具合(消耗度などお勉強になります。)も見ておきましょうと言う事で、バラしました。
こんな感じ(企業秘密ちょい見せ)。
あれ?あまり変化がないなぁ?
趣味で乗っておられる方は別ですが、ハードに選手権を戦ってると、大体こんな感じに。
真っ黒で、ボロボロになっています。
経験上、上手くなってくると、ウールが消耗しやすくなると思います。
スーパーA級と練習量が違うと思いますが、もう少しアクセル開けましょう。
スーパーAの時は勘弁してほしいくらい、消音材リパックしましたよ。
1時間持たないと言われたこともあり、非常に勉強になりました(でも楽しかったですよ)。
トライアル車のマフラーは、やってみて解ったんですが、厳しい!!
トライアルは非常に過激なモータースポーツなんです。
だって、目の前の壁に向かってアクセル全開でクラッチをつないで壁を走る(登るというより走っているらしいです)んですよ。
セクションによっては、途中道がない所も有ります、飛ぶんです、それも坂の途中から。
そりゃー山や、壁から落ちますよね、それも一日に何回も。
でも、マフラーは壊れてはダメなんです。
そんなアホなぁ。
でも、一回転倒して壊れたら、もう車検を通るサイレンサーは無いので競技を続行できませんよね。
だから、当たり前なんです。
ロードレースなら、転倒してマフラー壊したらライダーが怒られるけど、
トライアルは、パーツメーカーが怒られます、「ほんと不条理」と最初は思いましたよ。
そのうえ、風が当たらずに、ヒートガードで保温状態のサイレンサーは、重たくなることを許してくれません。
グラム単位の軽量化を要求されます。
音量規制も厳しいしね。
と言う事で、グラスウール交換終了!
後は、組んでリベット打って終わりです。
シーズンもあと残り少ないので、悔いが残らないように頑張ってくださいね。
皆さんも、一回見に行ってみれば、面白さがわかると思いますよ。
※余談ですが今回で100回ブログ達成です!